日本物理学会 第73回 年次大会における「学部学生ポスターセッション」の実施案内
最終更新日: 2017/10/26
実験・理論 核物理領域は、2018年3月の日本物理学会 第73回 年次大会において「学部学生ポスターセッション」を実施します。
趣旨
物理学会には多くの大学院生が参加していますが、従来から物理学会と学部学生との結びつきは強くありません。
そこで、学部学生のうちにポスターセッションを通じて学会の大会に参加し、最先端の研究や議論に触れる機会を提供することを計画しました。
ポスター発表で多くの研究者や他の学生と議論することにより、幅広い研究分野や世代の人々との繋がりが形成されると期待されます。
そして研究者を目指す学生が将来的に増加することを目指しています。
2016年3月の第71回 年次大会と同様に、今大会でも実験・理論 核物理領域の合同で実施します。
実施日程
ポスター形式の一般講演と同様に、ポスター用の会場を用いて一つのセッション (午前か午後の半日間) で実施します。
実施日が決まるのは、一般講演と同じく2016年1月以降です。
申込方法
応募手順は一般講演と同様であり、受付期間は 10/27 (金) から 11/21 (火) までです。
詳細は大会ウェブページおよび講演募集要項 (日本物理学会誌2017年11月号 / PDF) で確認して下さい。
講演申込の注意点を幾つか挙げておきます:
- 発表者の対象は1年〜4年の学部学生です。申込の時点で発表者は学会会員になっている必要があります。入会案内のページより手続きを始められます。講演申込が可能となるまでに約1週間を要します。
- 学会ウェブページの申込フォームにて、発表内容 (理論/実験) に合わせて
- 希望領域「理論核物理領域」と第一キーワード「20」又は
- 希望領域「実験核物理領域」とキーワード「V」
を指定して下さい。発表形式は「ポスター発表」、合同セッションは「希望する」を選択すると実施形態に沿いますが、この選択に関わらず合同ポスター発表となります。
- 発表者 (登壇者) はポスター1件ごとに1名ですが、講演者 (共著者) は複数名が可能です。講演者に指導教員を含めて頂くのが良いかと思います。
経済的補助
実験領域と理論領域の発表者は、それぞれ原子核談話会と核理論懇談会より経済的補助を受けられます。
補助の条件は下記の通りです (後日変更する可能性があります)。補助を受けるための手続と日程は後日案内します。
- 実験領域の発表者に対して: 全員へ参加登録料 (3,500円) を補助し、約10名を上限として大学院に進学が決まっていない人へ入会金+年会費+参加登録料 (13,500円) も補助します。
- 理論領域の発表者に対して: 研究室からの補助を原則としますが、困難な場合には約5名を上限として参加登録料 (3,500円) を補助します。
大学教員の方々へ
大学教員の方々には、所属大学の学生へ本企画を広く周知して頂くとともに、卒業研究をしている4年生を始めとして適切な学生に参加を薦めて頂けるよう、お願いします。
聴衆としての来場
ポスターセッションでは、多くの聴衆による活発な議論が成功の鍵です。
多くの方々が当日に来場して下さるようにお願いします。
パイロット事業なので、ポスター発表の内容や実施体制について評価・コメントしてもらうことを検討しています。
問合せ先
中野健一 (学部学生ポスターセッションワーキンググループ/東工大) ... 03-5734-2369, knakano _at_ nucl.phys.titech.ac.jp